略歴 1913年旧満州・大連に生まれる。幼少から家庭で書の手ほどきを受け、次いで下野雪堂氏に師事する。戦後、本格的に創作活動を再開し、既成の書の形にとらわれない墨による新たな形を描き出し、独自の抽象芸術へと移行。1956年単身ニューヨークに渡り、創作活動に励む。全米をはじめとしてヨーロッパ各地で個展を開催。国際的に高い評価を受ける。帰国後も、レリーフや壁画などの建築物に関わる大作を手掛ける一方、版画や題字、随筆など多岐に渡って活動(サンカイビの店舗ウィンドウのロゴも篠田による文字)。 今日に至るまで、国内外で開かれた展覧会は数えきれない。 代表作は世界各地の美術館等に収蔵されている。昨年には、『Newsweek』10/26号の特集「世界が尊敬する日本人100」に選出された。