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 FUKUMOTO SHIHOKO JAPAN BLUE

青い太陽U
福本潮子は日本を代表する藍染作家として1970年代から欧米、アジアからの招待を受けて数々の発表を重ねてきました。1987年「第13回国際タピスリー・ビエンナーレ」(州立ローザンヌ美術館)を皮切りに藍染めをジャパンブルーの名で世界のアートシーンに昇華させ、日本の工芸を国際的舞台に牽引してきました。モチーフを自然と宇宙に求め、たった一色で無限の空間を表現しています。そして最近は古布を使い、先人たちが布に封じ込めた想いを藍に託して蘇生きせ、その表現は個から調和へと導く先導者のようです。
 
 1952年フランスに渡り海外で活躍した現代作家菅井汲は日本の古来のモチーフを背景に、観る側に訴えかけるアートから1960年以降は個性を排除して調和を重んじる作品へと変貌を遂げて行きました。一方、日本を代表する藍染作家福本潮子は自然と宇宙をテーマに藍一色で無限の空間を表現しています。「個から調和へ」をテーマに、国際的に活躍するアーティストによるコラボレーション展を是非ご高覧下さい。
 
 菅井汲 SUGAI KUMI(1919-1996)
1919年兵庫県に生まれる。1933年大阪美術学校(枚方)に通う。1952年渡仏。1960年第2回東京国際版画ビエンナーレ展(東京国立近代美術館)出品、国立近代美術館賞受賞。1962年第31回ヴェネツィア・ビエンナーレ出品、ディヴィッド・E.ブライト基金賞受賞。1965年第8回サンパウロビエンナーレ出品、外国作家最優秀賞受賞。1983年(-1984年)「菅井汲展−疾走する絵画、明快さの彼方へ」(西武美術館ほか)1986年「前衛の日1910-1970」展(パリ国立近代美術館)1992年「菅井汲展」(大原美術館)1996年心不全によリフフ歳で死去。紫綬褒章受章。2000年「菅井汲展」(東京都現代美術館ほか)

HOLIDAY 2 22×16p シルクスクリーン
CROSSING 5 18×18p シルクスクリーン
DIRECTION 5 12×22p シルクスクリーン
 
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