存在のもとは、さびしく幽かなもの。老子はそれを「玄」といい、それは真黒でなく、幽かに明るいくろ、といった。

TOKO SHINODA EXHIBITION 2018

篠 田 桃 紅 作 品 展

玄 - 105歳の軌跡

会期:11月20日[火]-26日[月]

※最終日は午後4時30分閉場

会場:高松三越 本館5階美術画廊

 

墨を使った新たな表現方法で、世界のアートシーンに影響を与え続ける孤高の美術家、篠田桃紅氏105歳。墨の濃淡や陰翳のあやに揺らぐ文字やかたち、そして普遍的な美を追求し、その作品は世界中のコレクターを魅了してやみません。今展では、桃紅創作の原点ともいえる「玄」をテーマに、百人一首や万葉集などの古典の書やさまざまな表情をみせる桃紅の墨象作品、そして手彩色を施した版画を一堂に30点展観いたします。

 

「光」料紙に銀泥27.5×20.5cm 2018年作

「光」料紙に銀泥27.5×20.5cm 2018年作

 
「巡」銀地に墨・金泥・銀泥・胡粉 150×100cm 2015年作

「巡」銀地に墨・金泥・銀泥・胡粉

150×100cm 2015年作

「萠」和紙に朱・墨・金泥・銀泥 90×55cm 2016年作

「萠」和紙に朱・墨・金泥・銀泥

90×55cm 2016年作

篠田桃紅  TOKO SHINODA

【略歴】1913年旧満州・大連に生まれ、今年3月に105歳を迎えました。幼少より書に親しみ下野雪堂氏に師事。その後、既成の書の形にとらわれない墨による新たな形を描き出し、1956年単身渡米。国際的に高い評価を受け、時代を代表する美術家となる。国内外で開かれた展覧会は数えきれない。代表作は世界各国の美術館に収蔵されています。
【主要コレクション】メトロポリタン美術館・ボストン美術館・グッゲンハイム美術館・大英博物館・東京国立近代美術館・岐阜県美術館・関市立篠田桃紅美術空間(岐阜県)・コンラッド東京・ザ・キャピトルホテル東急(東京)・電通本社(東京)・京都迎賓館・増上寺など

篠田桃紅氏
 
百人一首より 平兼盛 「しのぶれど 色に出でにけり…」料紙に墨 26.8×19.7cm

百人一首より 平兼盛

「しのぶれど 色に出でにけり…」

料紙に墨 26.8×19.7cm

 
百人一首より 藤原実方朝臣 「かくとだに えやはいぶきの・・・」料紙に墨 27.5×20.5cm

百人一首より 藤原実方朝臣

「かくとだに えやはいぶきの・・・」
料紙に墨 27.5×20.5cm

 
「なぎ CALM」リトグラフに手彩色 38×28cm 1999年作

「なぎ CALM」

リトグラフに手彩色 38×28cm

1999年作

お問合せ:ギャラリーサンカイビ 平田・高島

〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-22-5
Tel:03-5649-3710
mail:info@sankaibi.com

http://www.sankaibi.com