山田浩司 作品展 善重寺が所蔵する国重要文化財、聖徳太子像の年に一度のご開帳日(命日の22日)に合わせて、山田浩司のオブジェを展観いたします。善重寺は、貞永元年(1232)に創立された浄土真宗開祖、親鸞聖人の遺跡で、古来多くの参拝者を迎えてきた寺です。江戸時代には、水戸徳川家の庇護のもと触頭を命ぜられました。二代藩主、光圀公が寄進した聖徳太子立像は、高さ約1.3メートル程の木造で、高い技術で彫刻・彩色がされ、国内で最も美しい太子像として岡倉天心によって旧国宝に指定されたものです。また、善重寺所蔵の篠田桃紅による襖絵は、建築家、斎藤裕氏監修の黒書院に設えられており、会期中特別内覧いただけます。 ⦿会期:2月22日(金) - 24日(日)
⦿聖徳太子像 ご開帳日:2月22日(金) 午前11時 - 正午
「聖徳太子立像」鎌倉時代・14世紀 茨城・善重寺 重要文化財 生でもない、死でもない、永遠でもない、刹那でもない、過去と未来、美と醜、相反するものが同時に存在しつつ、奇妙な均衡を保つ山田浩司の独特の死生観から生まれた玉虫色の作品群。そこには生命の循環の物語があり、宇宙が小さな生命の営みの集積によって成り立っていることを感じさせる。1974年東京生まれ。1999年 多摩美術大学卒業。在学中は油絵を専攻するも、立体に惹かれて、ひたすら独自の技法を追求する。今展では、エポキシ樹脂とアクリル絵具で制作されたオブジェを一堂に展観いたしますので、 山田浩司の渾身の作をどうぞご高覧下さい。 山田 浩司 KOJI YAMADA 略歴 1999 多摩美術大学 美術学部絵画科油画専攻 卒業 世田谷)
山田浩司 /『アマゴイの実』
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