篠田桃紅作品展 孤高の美術家 一本の線を標す
開催期間:2026年03月25日~ 2026年03月31日開催場所:伊勢丹 新宿店 本館6階 アートギャラリー

東洋的な伝統美と革新的な造形美を融合させ、墨による新たなる表現の可能性を切り拓き、世界のアートシーンに影響を与え続けた孤高の美術家、篠田桃紅氏。(2021年3月1日逝去 107歳)
5歳の時、父の手ほどきで初めて墨と筆に触れ、以後独学で書を極めた桃紅は、第二次世界大戦後、新しい造形の探求によって前衛の書家として頭角を表します。書道芸術院会員、毎日書道会の審査員を経て、独自の創作活動をおこなうかたわら、テレビや書籍などで数多くの題字を手掛けました。また海外でも墨象家のパイオニアとして、欧米、アジア各地で個展を開催し、多くのファンを獲得しました。
今展覧会では、墨の濃淡やかすれ、ぼかし、滲みといった表情豊かな水墨による、桃紅の書家としての足跡を辿ると共に、約一世紀わたる画業の変遷をご紹介いたします。特に歌人でもあった桃紅が1980年代に手掛けた百人一首のシリーズを展観して、日本の古典を紐解き、私たち日本人のルーツを辿ります。

【篠田桃紅 プロフィール】
1913年、中国・大連に生まれる。5歳の時、父の手ほどきで初めて墨と筆に触れ、以後独学で書を極める。第二次世界大戦後、文字を解体し墨で抽象を描き始める。1956年渡米しニューヨーク、ボストン、シカゴ、パリ他で個展を開催。1958年の帰国後は、壁画や壁書、レリーフといった建築に関わる仕事や、東京・芝にある増上寺大本堂の襖絵などの大作を手掛ける一方で、リトグラフや装丁、題字、随筆など、活動は多岐にわたった。2005年、ニューズウィーク(日本版)の「世界が尊敬する日本人100」に選ばれるなど、晩年まで精力的な活動を続けた。2021年3月1日、107歳で逝去。
【主要コレクション】
メトロポリタン美術館・ボストン美術館・グッゲンハイム美術館・大英博物館・サンフランシスコ・アジア美術館・東京国立近代美術館・岐阜県美術館・コンラッド東京・ザ・キャピトルホテル東急(東京)・パークハイアット京都・皇居・京都迎賓館・増上寺 など